こんにちは!うるり(@nami_uru)です。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の時代ですよ!
超個人的な話ですが、うるりは、「若い独身女性✨が田舎暮らし」していると地域では有名❓です。
はい!でもじぶんの人生の目的と合わないので、今のところ結婚は考えていません😀
今回は女子トーク?ライフデザインについての記事です。実はこの記事は、noteで書いたものの転記なので、2020年前半のリサーチ結果を載せています。ご了承ください。
こういう選択的夫婦別姓を実現するためのチャレンジをやってる人たちをネットで見つけて、すごく気になったんです。
選択的夫婦別姓実現のための動き
応援コメントに書いてあるメッセージに、姓を変える必要のある状況にある人(主に女性)の叫びがあるようで、とても興味深いです。
じぶんはじぶんで、アイデンテティーとしては変わらないのに、じぶんが望もうと望まなくとも関係なく、強制的に社会的なアイデンテティーである名前が別のものになっちゃうのははっきりいうとイヤですねー。うるりが結婚という制度時代を使いたくないと考える理由の一つです。
そういう納得いかない人たちの中には、ペーパー離婚して事実婚するというカップルもいるようですね。
例えば、こんな波乱万丈な人生模様の女性がいるとしましょう。
幼少期に両親が離婚 → 母親と死別 → 児童養護施設に入る→ 養子縁組 → 結婚(30歳差)→ 死別 → 結婚
そういう状況の人は、何回苗字の変更をしなきゃいけない羽目になるんですかw?5回改姓しないといけないことになりますよね。名前にまつわる書類の処理で多忙な立場に置かれますね。
こういう波乱万丈な人が社会で大成する可能性だってあるわけじゃないですか。社会にめっちゃ貢献できる才能が備わっている人を、そんな事務処理に追われる状況にさせちゃっていいんでしょうか?もちろん、周りの人たちも配慮すべきだとは思います。有能な人財にそんなことで時間使ってもらうよりも、社会的に意義があると思われる活動してもらった方がよくないですか?
旧姓(旧氏)併記制度って使いやすいの?
実は、2019年の10月に市役所に行った時に、下記の事柄に関するチラシを見て、すごい気になったんですよね。
2019年の11月に政令改正が施行され、希望者には、住民票と印鑑証明・マイナンバーカード、免許証に旧姓併記ができるようになったようです。
内容としては前向きなことではあるのですが、それってどこまで運用する人の立場に立って作られたものなのだろう?
うるりは特に結婚するとかは考えていないのですが、意見を持つなら目的とメリット、デメリットを知りながら俯瞰したいです。
「社会的なアイデンテティーに支障をきたすことがなく、どこまで旧姓使用を運用できるようになっているのか」が気になるポイントです。
社会的なアイデンテティーってコツコツ積み上げて作り上げてきたもので、多くの場合、名前(苗字と名前セット)で人の頭脳やアルゴリズムによって認識されてきて、その認識が時間とともに積み上がってきてるわけです。
例えば、うるりの場合は、本名は苗字と名前でセットになって意味を持つ名前になっているので、苗字が変わったら自分としても違和感感じますし、むしろ憂鬱ですね。「結婚」と「名前(苗字とセット)」は別物だと思うのだけれど、選択肢がなく強制的に変わる現在の制度は納得いかないですね。
新しく人生リセットしたいタイミングの人にとっては、姓が変わるのは悪くないとも思う。だから選べたらいいのにとは思う。
具体的に、自分の苗字が変わったと仮定してみます。日本では、社会上は苗字で呼ばれることがほとんどだし、新しい苗字で呼ばれたら、絶対、「え?これ自分?」って、違和感感じる。慣れとかで解決するっていう話じゃなくて、なんか「自分が社会的に積み上げてきたものどうなったの?」っていう感覚になると思う。
今回旧姓が併記できるようになったものは、住民票と印鑑証明・マイナンバーカード、免許証とのことです。それらは身分証明として有用な証明書であり、関係してくるのは、交通関係、税務関係、法務関係だとは思うので、関連機関に電話などで問い合わせるなどしてみました。
以下の情報は2020年3月時点の情報です。
本人確認の手段として有用なものとして旧姓と現姓が併記されている住民票、免許証があることにより、契約は旧姓を使用したままできるものが増えました。
行政としては、「男女共同参画の観点から、様々な機関に旧姓使用をなるべく認めるようにするように通達して、理解を求めるようにしてはいる」とのことです。ただ、理解を求めるようにしたということであって、強制はしていないとのことなので、実際、様々な契約に関係する機関に、旧姓のまま契約ができるか聞いてみないとわかりません。
気になるので、何社が電話をして確認してみました。
地元の信用金庫とクレジットカード会社の「Amex」は、旧姓のまま新規契約をしたり、名前の変更手続きをすることができると報告をいただきました。
「ゆうちょ銀行」は旧姓使用を認めていないようです。都市銀行で言うと、「三菱UFJ銀行」は旧姓のままの契約を認めているけれど、「三井住友銀行」は認めていないようです。
うるりは「楽天経済圏」の人間ですが、「楽天」サービスはすべて旧姓使用不可😭
光熱費や通信費などが関係してくる会社との契約については、問題なく旧姓使用可能とご報告をいただきました。
不動産については、借りている分には、必要なのは賃貸契約書なので、本人確認が免許証などでできるので、旧姓のままの契約で大丈夫。
所有している不動産の登記については、これは固定資産税などの税金が関係してくる部分で、それについては旧姓が併記してあるマイナンバーで対応できるのでは?とは思いましたが、現行の制度では、旧姓は旧姓であって、現姓ではないので、二人別の人が存在するという認識になってしまうので、不動産の法人登記は現姓のままでないとダメだというご報告を法務局からいただきました。
しかし、法人登記の場合は、旧姓併記して(旧姓を括弧書きして)登記ができると法務局の担当の方からご報告いただきました。法人登記は法人という人格だから別なのか?ちょっとそこについてはまだ不明瞭です。
ちょうど新しく軽自動車を買ったので、自賠責、任意保険、JAFの会社に旧姓のまま契約ができるか聞いてみたところ、問題ないとご報告をいただきました。
車検証については、自動車税・軽自動車税が関係してくるものです。やはり税金と紐づいてくるものについては、上記に書いた不動産登記の内容と論理は同じで、現在のところでは旧姓での登録は認められないそうです。
法律的にどういう点が問題で、どこを改正したらいけるのが知りたかったので、国土交通省にも問い合わせています。(まだお返事はいただいていません。)
国民健康保険の保険証や、年金証書などについても同じことが言えますが、基本的に税に関係することは、旧姓と現姓の二つでは別人扱いにされてしまうようですね。でもそれだと、マイナンバーカードに旧姓を併記できてるメリットがよくわからないですね。
個人として税務署に領収書を出す時などは、領収書に記載してある名前が旧姓でも構わないそうです。それは旧姓と現姓が免許証などで確認できて同一人物だという確認ができれば問題ないと税務署の方から聞きました。
国民健康保険については、厚生労働省の管轄だとは聞きました。これも国民健康保険税に関係することなので、旧姓での国民健康保険の登録はできないとのことです。健康保険については、けんぽなどの団体もやっていますが、けんぽ協会から旧姓使用はできないと報告をいただきました。よって、病院でも旧姓で診察券はできないと、公立病院からは言われました。
生命保険については、県民共済は旧姓で登録できると県民共済の会社からご報告いただきましたが、他の民間保険会社からはできないと言われました。
パスポートについては、旅券事務所に問い合わせたところ、パスポートに旧姓を併記するためには、勤務先の会社から、職場で旧姓を使用し、かつ業務上渡航の必要があることを証明する旧姓使用証明書というのを書いてもらって、その他の裏付けとなる書類の添付が必要とのこと。私の場合は個人事業主なので、開業届などの税務署からの書類(旧姓の併記なしでOK)と、旧姓を使用している様子のわかる名刺、海外の取引先などと旧姓で契約しているような書類など裏付けできるものがあればよいとのこと。この時、パスポートに記入される名前は、”名・現姓(旧姓)”のフォーマットになるそうなので、混乱を招きやすいし、それで”名・旧姓”の名前で航空チケットが問題なく購入でき、渡航できるのかについては不明瞭のままだ。ネットでさらっと見たところ、結構渡航に問題があったという体験談が目立ちます。
実際、結婚したとしても旧姓のまま活動したい一女性の立場から見ると、旧氏併記の制度は、「現姓は知られたくない」という希望には答えられそうもない制度ですね。実際普通に社会生活してて、一人につき二つの種類の名前があったら人は混乱するので、「女性が社会で活躍しやすいように」という視点で見るのなら、選択的夫婦別姓ができるようになったらよいにこしたことはありません。
総括
まずは、ネットで色々調べたのですが、同じことをやったような人の情報が乏しすぎなのが気になりました。余談としては、いろんな機関に聴き込みましたが、ほとんどの場所で、旧姓使用が認められられるかというような問い合わせをしてきた人が他にいなく、どう対応したらよいかわからないので、調べてから連絡します、というように対応されました。
ちなみにじぶんが住んでいるのは、兵庫の山の麓で、人の数より野生動物の数の方が目立つような場所です。それでも車検証の発行担当は姫路の軽自動車検査協会なので、姫路に問い合わせをしたけれど、それでもそういった問い合わせをした人がいなかったというのが、ショックでした。神戸まで行かないとそういうことするような人も少ないのか?でも住民票とかに旧姓が併記出来るの知ったのは、市役所にポスターが貼ってあったからですよ。なんも田舎だから情報が少ないとか言う話ではないと思いますが。
そのポスターには、旧姓使用が社会的にどう通用しやすくなったのか具体的に示されていませんでした。そもそも旧姓使用の運用の仕方が認知されていなければ、それを自分として運用したいという人も出てこれないですし、また、使用を許可する関連組織としても、希望者がいないのなら、旧姓使用したい人のための条例などを作ろうとはしにくいです。
旧姓使用の運用する立場としても、うるりは案外粘り強い性格してるからこうやって調べるのそこまで苦痛じゃなかったのだけれど、そうじゃない性格の人からしたら、きっと諦めてしまいます。
実際、いろんな機関に問い合わせをした時、電話応対する人によっては、調べもしないのに「それはできません」という人もいました。認知度が少ないと、人は冷たい態度もとるものです。
電話対応してくださった女性の担当の方の中には「おっしゃってらっしゃることは本当によくわかる内容なのですが、組織の中でまだルール決めがなされていないので申し訳ありません… でも、この件については上のものに報告しておきます」と丁寧に報告してくださる方がいたりして、こちらから問い合わせしてみたことで、少しは認知度の向上に繋がったのならよかったとは思います。
また、市役所の職員の人に問い合わせた時も、個人的なつぶやきみたいな感じで、「旧姓は旧姓であって、法的には本当の名前じゃないという認識で、まあ、今の所は旧姓が公的書類で併記されるようになったというのは、表面的な表向きの制度の話なのでしょう。そこが問題だということで、世の中では選択的夫婦別姓のついてなどのディスカッションなどがされているのではないでしょうか?」とは言ってらっしゃいました。
男女参画局に電話で問い合わせしたときも、「国としては制度は作ったけれど、その運用方法についてはまだ思案中な状態が現状の状態であります」というニュアンスで担当の方は回答してらっしゃいました。
旧姓を旧姓としてじゃなくて、現在の本当の名前として使いたい!そういう声やアクションがたくさん出てこないと、そんなことは社会的にも必要性がないって、えらい人たちが決めて社会のルールとして固定されたものになってしまう可能性が高くなっちゃうので、ぜひ認知活動って必要だなーと思って、こうやってまとめてみました。
今回は長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!
・・関連資料・・
各種国家資格における旧姓使用の範囲拡大について(平成31年4月22日 厚生労働省)
旅券(パスポート)の別名併記制度について (令和2年12月16日)
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